エターナル・サンシャイン＠映画の森てんこ森

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エターナル・サンシャイン　(2004)

ETERNAL SUNSHINE OF THE SPOTLESS MIND

幸の観たい度：８つ星　

■映画『エターナル・サンシャイン　(2004) ETERNAL SUNSHINE OF THE SPOTLESS MIND 』のポスター、予告編および映画データ

エターナル・サンシャイン

Links:	Official Web Site
Trailers:	Quick Time: 300k 500k

上映時間 Runtime：	1:48
製作国 Country：	アメリカ　USA
製作会社 Production Company：	Blue Ruin [us] Anonymous Content [us] Blue Ruin [us] Focus Features [us] This Is That Productions [us]
全米配給会社 Distributer：	Focus Features [us]
全米初公開 Release Date：	2004/03/19
日本初公開 R. D. in Japan：	2005/03/19/　予定
日本公開情報：	ギャガ＝ヒューマックス
ジャンル Genre：	コメディ／ドラマ／ロマンス／ＳＦ Comedy / Drama / Romance / Sci-Fi
MPAA Rating 指定：	Rated R for language, some drug and sexual content.
日本語公式サイト
http://www.eternalsunshine.jp/

●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com.
Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc.

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■映画『エターナル・サンシャイン　ETERNAL SUNSHINE OF THE SPOTLESS MIND 』の解説

　映画『エターナル・サンシャイン』の原題『エターナル・サンシャイン・オブ・ザ・スポットレス･マインド ETERNAL SUNSHINE OF THE SPOTLESS MIND 』は直訳すれば「潔白な精神の永遠の日光」。それを邦題では簡略に『エターナル・サンシャイン（永遠の日光）』としている。『エターナル・サンシャイン』主演のジム・キャリーを始め、共演の俳優・女優たちも大変な豪華キャスティングとなっている。『エターナル・サンシャイン』はチャーリー・カウフマン原案で、脳をいじるお話だ。
　『エターナル・サンシャイン』つまり原題『エターナル・サンシャイン・オブ・ザ・スポットレス･マインド』は何やら哲学的な雰囲気のするタイトルだと思ったら、やっぱり！クイックシルヴァー・メッセンジャー・サーヴィス the Quicksilver Messenger Service のＬＰレコードの語句の模倣でもあるし、アレクサンダー・ポープ Alexander Pope の書簡体の文学作品「エロイーザからアベラールへ Eloisa to Abelard 」から引用されている語句だそうだ。

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■映画『エターナル・サンシャイン　ETERNAL SUNSHINE OF THE SPOTLESS MIND 』の主なスタッフ

○『エターナル・サンシャイン』の製作：アンソニー・ブレグマン
『いつか晴れた日に　(1995) SENSE AND SENSIBILITY 』

○『エターナル・サンシャイン』の製作：スティーヴ・ゴリン
『ベティ・サイズモア　(2000) NURSE BETTY 』

○『エターナル・サンシャイン』の製作総指揮：デヴィッド・Ｌ・ブシェル
『バンガー・シスターズ　(2002) THE BANGER SISTERS 』

○『エターナル・サンシャイン』の音楽：ジョン・ブライオン
『ブギーナイツ　(1997) BOOGIE NIGHTS 』
『マグノリア　(1999) MAGNOLIA 』
『パンチドランク・ラブ　(2002) PUNCH-DRUNK LOVE 』

○『エターナル・サンシャイン』の音楽：ジェフ・リン
『オースティン・パワーズ　ゴールドメンバー　(2002) AUSTIN POWERS IN GOLDMEMBER 』
『セイブ・ザ・ワールド　(2003) THE IN-LAWS 』

○『エターナル・サンシャイン』の撮影：エレン・クラス
『アナライズ・ユー　(2002) ANALYZE THAT 』

○『エターナル・サンシャイン』の配役：ブリス・キャペル
『ズーランダー　(2001) ZOOLANDER 』
『メラニーは行く！　(2002) SWEET HOME ALABAMA 』
『ケイティ　(2002) ABANDON 』
『ハットしてキャット　(2003) THE CAT IN THE HAT 』

○『エターナル・サンシャイン』の配役：ジーン・マッカーシー
『マーズ・アタック！　(1996) MARS ATTACKS! 』
『チャーリーと１４人のキッズ　(2003) DADDY DAY CARE 』
『アイ，ロボット　(2004) I, ROBOT 』

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■映画『エターナル・サンシャイン　ETERNAL SUNSHINE OF THE SPOTLESS MIND 』の原案

　『エターナル・サンシャイン』の原案は、
『マルコヴィッチの穴　(1999) BEING JOHN MALKOVICH 』
『アダプテーション　(2002) ADAPTATION 』
『コンフェッション　(2002) CONFESSIONS OF A DANGEROUS MIND 』
のチャーリー・カウフマンだけあって、この『エターナル・サンシャイン』も精神・脳をいじるというトッピなストーリーだ。しかし何と言ってもこの映画『エターナル・サンシャイン』で特徴的なのは、コミカルな演技が持ち前のジム・キャリーが、ここでは内向的で控えめな性格の男を演じるということ。ジム・キャリーのいつもの超・明るいハシャギまわる姿を観たいと思う方には全然別人のようでショックかもしれない。けれども、ジム・キャリー本人としては、同じタイプに固執するよりも役作りの上で新天地を開発しようと試みているのかもしれない。

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■映画『エターナル・サンシャイン　ETERNAL SUNSHINE OF THE SPOTLESS MIND 』のあらすじ
※本作エターナル・サンシャイン』のあらすじは、日本公開前に幸田幸が書いたものです。作成現時点で出来るだけ正確な情報を心掛けていますが、データや内容に誤りや適切でない表現があるかもしれません。どうか宜しくご了解いただきお読みくださいますようお願いいたします。本コンテンツの複写や転用等はお控えください。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。映画会社や配給会社や宣伝担当会社からの情報提供はこちらをお読みください。
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　映画『エターナル・サンシャイン』の舞台はニューヨーク New York 。ＮＹ郊外に住む独身男性ジョエル･バリッシュ（ジム・キャリー：
『トゥルーマン・ショー　(1998) THE TRUMAN SHOW 』
『ブルース・オールマイティ　(2003) BRUCE ALMIGHTY 』等）
は、ある朝、目覚めると、ＮＹ市内の勤務先に向かわずに衝動的な行動をとる。通勤列車に乗ったが、ニューヨーク州ロングアイランド東端のモントーク Montauk, Long Island まで乗り付けたのである。そこで出会うのが、彼と正反対の感じの女性クレメンタイン（ケイト・ウィンスレット：
『いつか晴れた日に　(1995) SENSE AND SENSIBILITY 』
『タイタニック　(1997) TITANIC 』
『エニグマ (2002) ENIGMA 』『アイリス　(2001) IRIS 』
『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル　(2003) THE LIFE OF DAVID GALE 』）
だ。クレメンタインは髪を青く染めて一風変わった外見であるばかりか、極めて開放的で強引で神経過敏の性質のようだ。

　それに対してジョエルは内向的性格で照れ屋で、もの思いに沈む大人しい男性だ。こんな二人であるのに、どんな経緯か、クレメンタインはジョエルを誘惑して自分のアパートの部屋に連れ込んだ。そこは『トイストーリー２　(1999) TOY STORY 2 』のキャラクターの一つミスターポテトヘッド Mr. Potato Head が所狭しと呪物のようにおいてある所だとか。この日から二人は恋人同士として楽しい日々を送るわけであるが、仲睦ましいのは長続きしない。クレメンタインはジョエルの地味な言動に退屈し、ジョエルからすればクレメンタインは過激すぎるのだろう。

　ある日、すれ違ってもクレメンタインはジョエルのことを無視して知らん顔。それは、クレメンタインが脳から取り除きたい記憶を除去する手術を受けたからだった。つまり、クレメンタインは、ジョエルと知り合って恋人関係になり喧嘩ばかりになった過程を彼女の脳から抹殺したのだ。このように記憶を消すのは
『ペイチェック　消された記憶　(2003) PAYCHECK 』
でもプロットになっている。現代か近未来の人間の果てしない夢や可能性を映画で実現してみたいのだろう。

　それを知ったジョエルもその手術を申し込みに行く。そこは病院と言うよりも企業のようなラクーナ社 Lacuna Inc. というオフィス。そこの所長であり記憶除去システムを発明したのはハワード・ミエルズウィアク博士（トム・ウィルキンソン：
『恋におちたシェイクスピア　(1998) SHAKESPEARE IN LOVE 』
『パトリオット　(2000) THE PATRIOT 』
『イン・ザ・ベッドルーム　(2001) IN THE BEDROOM 』
『真珠の耳飾りの少女　(2003) GIRL WITH A PEARL EARRING 』
『イフ・オンリー (原題) (2004) IF ONLY 』）
である。このシステムはまだ近隣ではフランチャイズされていないのだが、どうもハワード博士はクレメンタインの叔父ということで、彼女はサッサと施術してもらったようだ。

　ジョエルが建物の二階にあるラクーナ社に赴くと、愛想のいい受付嬢メアリー（キルステン・ダンスト：
『若草物語　(1994) LITTLE WOMEN 』
『わたしが美しくなった１００の秘密　(1999) DROP DEAD GORGEOUS 』
『スパイダーマン　(2002) SPIDER-MAN 』
『ケイナ　(2003) KAENA LA PROPHETIE (原題) / KAENA THE PROPHECY (米題) 』
『モナリザ・スマイル　(2003) MONA LISA SMILE 』
『スパイダーマン２　(2002) SPIDER-MAN 2 』）
が迎えてくれる。そして彼はクレメンタインとの思い出を脳から消して欲しいという希望を述べて手術へ。その術をするのは、医者ではなくテクニシャン（技工士）の二人である。一人は、パトリック（イライジャ・ウッド：
『ロード・オブ・ザ・リング／王の帰還　(2003) THE LORD OF THE RINGS: THE RETURN OF THE KING 』シリーズのフロド Frodo と同様、ここでも小柄らしい）、
もう一人はスタン（マーク・ラファロ：
『ラスト・キャッスル　(2001) THE LAST CASTLE 』
『ウインドトーカーズ　(2002) WINDTALKERS 』
『ハッピー・フライト　(2003) VIEW FROM THE TOP 』
『イン・ザ・カット　(2003) IN THE CUT 』）
で受付嬢メアリーといい仲の男。

　ジョエルは「これをすると脳の損傷になるんですか？」と尋ねる。医師は「技術的に言えば脳損傷ではありますよ。」と念を押す。やっぱり脳をいじるのだから怖いものなんだ。でも手術を始めてもらって、その間ジョエルは眠る。二人のテクニシャン達は、最近の出来事から除去していく。つまりジョエルとクレメンタインの破局から。それから楽しいデート、そして二人の出会いへと遡（さかのぼ）って消していく工程をふむ。すると、手術の途中でジョエルは中止してほしくなるのだ。脳の記憶の中でクレメンタインとの楽しい出来事が蘇ってきた。無意識の中で、二人のテクニシャン達が抹殺しようと迫ってくるのを必死に避けようとする。結局ジョエルとクレメンタインは再び逢う運命にあるのかも…。

　脇に、
『ギャング・オブ・ニューヨーク　(2001) GANGS OF NEW YORK 』のジェリー・ロバート・バーン、
『コーリング (2002) DRAGONFLY 』
『ウォルター少年と、夏の休日　(2003) SECONDHAND LIONS 』のディードル・オコンネル、
『スクール・オブ・ロック　(2003) THE SCHOOL OF ROCK 』のローレン・アドラ、
『ムーンライト・マイル　(2002) MOONLIGHT MILE 』
『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン　(2002) CATCH ME IF YOU CAN 』
『デアデビル　(2003) DAREDEVIL 』
『アダルト♂スクール　(2003) OLD SCHOOL 』のエレン・ポンピオらが出演。

　『エターナル・サンシャイン』は、おとなしいジム・キャリーと、登場する有名な面々を観るだけでも楽しみな作品だ。

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【『エターナル・サンシャイン』のスタッフとキャスト】

監督：ミシェル・ゴンドリー　Michel Gondry　(Directed by)
製作：アンソニー・ブレグマン　Anthony Bregman　(producer)
　　　　スティーヴ・ゴリン　Steve Golin　(producer)
製作総指揮：デヴィッド・Ｌ・ブシェル　David L. Bushell　(executive producer)
原案：チャーリー・カウフマン　Charlie Kaufman (story)
　　　　ミシェル・ゴンドリー　Michel Gondry (story)
　　　　ピエール・ビスマス　Pierre Bismuth (story)
脚本：チャーリー・カウフマン　Charlie Kaufman (screenplay)
撮影：エレン・クラス　Ellen Kuras　(Cinematography by)
配役：ブリス・キャペル　Blythe Cappel　(Casting by)
　　　　ジーン・マッカーシー　Jeanne McCarthy　(Casting by)
音楽：ジョン・ブライオン　Jon Brion　(Original Music by)
　　　　ジェフ・リン　Jeff Lynne　(song "Mr. Blue Sky")

出演：ジム・キャリー　Jim Carrey as Joel Barish
　　　　ケイト・ウィンスレット　Kate Winslet as Clementine Kruczynski
　　　　キルステン・ダンスト　Kirsten Dunst as Mary
　　　　マーク・ラファロ　Mark Ruffalo as Stan
　　　　イライジャ・ウッド　Elijah Wood as Patrick
　　　　トム・ウィルキンソン　Tom Wilkinson as Dr. Howard Mierzwiak
　　　　ジェリー・ロバート・バーン　Gerry Robert Byrne as Train Conductor
　　　　トーマス・ジェイ・ライアン　Thomas Jay Ryan as Frank
　　　　ジェーン・アダムス　Jane Adams as Carrie
　　　　デヴィッド・クロス　David Cross as Rob
　　　　ディードル・オコンネル　Deirdre O'Connell as Hollis
　　　　ローレン・アドラ　Lauren Adler as Rollerblader (uncredited)
　　　　エレン・ポンピオ　Ellen Pompeo as Naomi (uncredited)

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＜もっと詳しく＞

ストーリー展開の前知識やネタばれがお好みでない方は、読まないで下さい。

　映画『エターナル・サンシャイン』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。

参考資料：「映画の森てんこ森」映画タイトル集
　　　　　　　http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
　　　　　　IMDb
　　　　　　allcinema ONLINE
　　　　　　Nostalgia.com
　　　　　　CinemaClock.com
　　　　　　公式サイト（英語版）
　　　　　　　http://www.eternalsunshine.com/

■映画『エターナル・サンシャイン』の更新記録
2004/04/06新規：ファイル作成
2004/06/26更新： ◆俳優についてリンク
2004/07/09更新： ◆テキスト一部とリンクおよびファイル書式
2004/11/11更新： ◆データ一部
2004/12/13更新： ◆一部テキスト追記と書式変更

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幸田　幸
coda_sati@hotmail.com

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