私は「うつ依存症」の女 | |||||||||||||||||||||||||||
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私は「うつ依存症」の女 (2001) | |||||||||||||||||||||||||||
PROZAC NATION | |||||||||||||||||||||||||||
【解説】 映画『 私は「うつ依存症」の女 (2001)
PROZAC NATION 』を紹介します。 映画『 私は「うつ依存症」の女 (2001) PROZAC NATION 』は、音楽評論を中心に活躍するライター、エリザベス・ワーツェルの自伝的ベストセラー小説を映画化したもの。クリスティナ・リッチ(『 ギャザリング (2002) THE GATHERING 』『 モンスター (2003) MONSTER 』等)が、あの目で「うつ依存症」の女である主人公を演じ、“私は「うつ依存症」の女”と一言言えば納得する雰囲気で、ハマッている。因みにタイトル『 私はうつ依存症の女 』の原題である Prozac Nation のプロザック Prozac とは、イーライ・リリー Eli Lilly 社が 1986 年に開発し、 1988年にアメリカで認可を受けた新世代の抗うつ剤。副作用が少なく、素早く効き、依存症になりにくいという3つのメリットを持つこの薬は、世界 100 カ国で 4000 万人が服用しているそうだ。アメリカでは重症のうつ病患者以外だけでなく、軽い症状の患者も服用し、明るく積極的になれると普通のビジネスマンが飲んじゃったりすることもあるらしい。そういうアメリカを指して、Prozac Nation 、プロザック国家と言っているのだろうか。映画『 私は「うつ依存症」の女 』を観て、何を言いたい映画なのか知ってみたい。 ■映画『 私は「うつ依存症」の女 (2001) PROZAC NATION 』の主なスタッフについて 映画『 私は「うつ依存症」の女 』の監督はノルウェー出身のエーリク・ショルビャルグ監督。この映画『 私は「うつ依存症」の女 』は、監督の作品「INSOMNIA(不眠症)」の後の「うつ依存症」として注目されている。それにしても、『 私は「うつ依存症」の女 PROZAC NATION 』という病名の面白いタイトルの映画作りをするショルビャルグ監督は興味がある。エーリク・ショルビャルグ監督が、初めて監督・脚本を手がけ、世界の注目を浴びた作品『 不眠症 オリジナル版 インソムニア (1997) INSOMNIA 』が、アル・パチーノ Al Pacino ( 2003 年秋の新作は『 シモーヌ (2002) SIMONE 』、 2004 年お正月の新作は『 ザ・リクルート (2003) THE RECRUIT 』)主演で、ハリウッドでリメイクされた後だけに、映画『 私は「うつ依存症」の女 』は、監督2作目として期待されている。 映画『 私は「うつ依存症」の女 』の製作総指揮を担当するウィリ・バール(『 ヴァージン・スーサイズ (1999) THE VIRGIN SUICIDES 』『 デュースワイルド (2002) DEUCES WILD 』『 シティ・オブ・ゴースト(原題) (2002) CITY OF GHOSTS 』等)はじめハリウッドのスタッフがショルビャルグ監督をサポートしている。例えば、プロダクション・デザインのクレイ・A・グリフィス(『 メラニーは行く! (2002) SWEET HOME ALABAMA 』等)、編集のジェームズ・ライオンズ(『 ヴァージン・スーサイズ (1999) THE VIRGIN SUICIDES 』『 エデンより彼方に (2002) FAR FROM HEAVEN 』等)だ。 ■映画『 私は「うつ依存症」の女 (2001) PROZAC NATION 』のストーリーについて 抗うつ剤が普及する以前の 1980 年代半ば。ハーヴァード大学に入学した労働者階級の女の子エリザベス・ワーツェルは、美しく魅力的で頭脳明晰。すでに音楽評論家として高い評価を得ている彼女のキャンパス・ライフは前途洋々に思えたが、幼少期の両親の離婚、母親の過度の期待、キャンパスで覚えたドラッグやセックスの影響で、リジー(エリザベスの愛称)はうつ状態に…。 映画『 私は「うつ依存症」の女 (2001) PROZAC NATION 』のように、お母さんの期待が大きすぎて、娘がヘンになるという映画では、ミヒャエル・ハネケ Michael Haneke 監督の『 ピアニスト (2001) LA PIANISTE 』を思い出す。この映画も、原作者エルフリーデ・イェリネク Efriede Jelnek の自伝的要素が含まれた小説が基になっていた。 ■映画『 私は「うつ依存症」の女 (2001) PROZAC NATION 』の主なキャストについて 主人公リジーを演じるのは、『 アダムス・ファミリー (1991) THE ADDAMS FAMILY 』等で子役から活躍し、『 バッファロー'66 (1998) BUFFALO '66 』辺りから大人の魅力を持つようになってきたクリスティナ・リッチ(『 スリーピー・ホロウ (1999) SLEEPY HOLLOW 』『 耳に残るは君の歌声 (2000) THE MAN WHO CRIED 』等にも出演)。原作本は著者エリザベス・ワーツェルの写真が表紙になっているのだが、何となくクリスティナ・リッチに似ているような気がする。とってもきれいな人。『 アダムス・ファミリー2 (1993) ADDAMS FAMILY VALUES 』の撮影の後、リッチの両親も離婚したそうで、ワーツェルと似た境遇を感じたのだろうか、リッチは本作で共同プロデューサーもこなすほどやる気満々みたい。 リジーの母親には、『 トッツィー (1982) TOOTSIE 』で助演女優賞、『 ブルースカイ (1994) BLUE SKY 』で主演女優賞をゲットしたオスカー女優、ジェシカ・ラング。プロザックをリジーに処方するスターリング医師には、『 ジョンQ−最後の決断− (2002) JOHN Q 』等のアン・ヘッシュ。リジーの恋人レーフには、『 アメリカン・パイ (1999) AMERICAN PIE 』等のジェイソン・ビッグス。『 ベルベット・ゴールドマイン (1998) VELVET GOLDMINE 』『 ベッカムに恋して (2002) BEND IT LIKE BECKHAM 』『 テッセラクト (2003) THE TESSERACT 』等のジョナサン・リス=マイヤーズも出演している。 |
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幸の観たい度: 8つ星 | |||||||||||||||||||||||||||
私は「うつ依存症」の女
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●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。 Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com. Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc. |
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【スタッフとキャスト】 | |||||||||||||||||||||||||||
監督: エーリク・ショルビャルグ Erik Skjoldbjarg
(Directed by) 製作: R・ポール・ミラー R. Paul Miller (producer) ガルト・ニーダーホッファー Galt Niederhoffer (producer) ブラッド・ウェストン Brad Weston (producer) クリスティナ・リッチ Christina Ricci (co-producer) 製作総指揮: ウィリ・バール Willi Bar (executive producer) ダニー・ディムボート Danny Dimbort (executive producer) アヴィ・ラーナー Avi Lerner (executive producer) トレヴァー・ショート Trevor Short (executive producer) ジョン・トンプソン John Thompson (executive producer) 原作: エリザベス・ワーツェル Elizabeth Wurtzel (book) 『私は「うつ依存症」の女』(講談社刊) 脚本: ガルト・ニーダーホッファー Galt Niederhoffer (adaptation) フランク・ディージー Frank Deasy (screenplay) ラリー・グロス Larry Gross (screenplay) 撮影: エルリング・トウルマン・アネルセン Erling Thurmann-Andersen (Cinematography by) プロダクション・デザイン: クレイ・A・グリフィス Clay A. Griffith (Production Design by) 編集: ジェームズ・ライオンズ James Lyons (Film Editing by) 衣装デザイン: テリー・ドレスバック Terry Dresbach (Costume Design by) 出演: クリスティナ・リッチ Christina Ricci as Elizabeth Wurtzel エリザベス・ワーツェル(リジー) ジェシカ・ラング Jessica Lange as Sarah Wurtzel サラ・ワーツェル アン・ヘッシュ Anne Heche as Dr. Sterling スターリング医師 ミシェル・ウィリアムズ Michelle Williams as Ruby ルビー ジェイソン・ビッグス Jason Biggs as Rafe レーフ ジョナサン・リス=マイヤーズ Jonathan Rhys-Meyers as Noah ノア ルー・リード Lou Reed as himself ルー・リード ニコラス・キャンベル Nicholas Campbell as Donald ドナルド |
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<もっと詳しく> | |||||||||||||||||||||||||||
ストーリー展開の前知識やネタばれがお好みでない方は、読まないで下さい。 |
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映画『 私は「うつ依存症」の女 (2001) PROZAC
NATION 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。 |
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■解説は2003/08/28アップ ■2004/05/01書式とテキスト一部手直し更新アップ ■2004/07/06 リンクとテキスト一部手直し更新アップ |
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幸田 幸 coda_sati@hotmail.com |
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