ブルーベリー＠映画の森てんこ森

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ブルーベリー　(2004)

BLUEBERRY

　映画『ブルーベリー　(2004) BLUEBERRY 』を紹介します。『ブルーベリー　(2004) BLUEBERRY 』は 2004/02/29 の時点では邦題は分からなかったので「ブルーベリー」としておいたら、ワイズポリシーＨＰに『ブルーベリー』と載っていたので確定らしい。

　映画『ブルーベリー　BLUEBERRY 』を以下に目次的に紹介する。
■映画『ブルーベリー　BLUEBERRY 』のポスター、予告編および映画データ
■映画『ブルーベリー　BLUEBERRY 』の解説
　ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。
■映画『ブルーベリー　BLUEBERRY 』の主なスタッフ
■映画『ブルーベリー　BLUEBERRY 』の主なキャスト
■映画『ブルーベリー　BLUEBERRY 』のあらすじ
■映画『ブルーベリー　BLUEBERRY 』の脇役
■映画『ブルーベリー　BLUEBERRY 』のトリビア
■映画『ブルーベリー　BLUEBERRY 』のスタッフとキャスト
■映画『ブルーベリー　BLUEBERRY 』の＜もっと詳しく＞
　＜もっと詳しく＞は映画『ブルーベリー』の「テキストによる映画の再現」レヴュー（あらすじとネタバレ）です。※ご注意：映画『ブルーベリー　BLUEBERRY 』の内容やネタバレがお好みでない方は読まないで下さい。
■映画『ブルーベリー　BLUEBERRY 』の更新記録

>>「映画解説・レヴュータイトル一覧表」へ（画面の切り替え）

幸の観たい度：８つ星　

■映画『ブルーベリー　(2004) BLUEBERRY 』のポスター、予告編および映画データ

ブルーベリー

Links:	Official Web Site
Trailers:	公式サイトで観られます。

上映時間 Runtime：	2:00
製作国 Country：	フランス　France
製作会社 Production Company：	A.J.O.Z. Films [fr] La Petite Reine [fr] TF1 Films Productions [fr]
全西配給会社 Distributer：	Filmax S.A. [es] (Spain)
全仏初公開 Release Date：	2004/02/11
日本初公開 R. D. in Japan：	2005/　予定
日本公開情報：	ワイズポリシー
ジャンル Genre：	アドベンチャー／西部劇／アクション Adventure / Western / Action
MPAA Rating 指定：	Switzerland:14 (canton of Geneva) / Switzerland:14 (canton of Vaud)
日本語公式サイト	調査中

●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com.
Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc.

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■映画『ブルーベリー　BLUEBERRY 』の解説

　「ブルーベリー」と聞くと果実のブルーベリーを思い出して、ロマンスとか田園を舞台にした女性的な映画を連想しがち。でもこの映画『ブルーベリー』は何とフランス製の西部劇なのだ。フランスのコミック界で有名なジャン＝ミシェル・シャルリエとジャン・ジロー（別名メビウス Moebius ）が描いたフレンチ・ウェスタンのコミック・シリーズを基に映画化されたものである。フランスのコミック即ちバンド・デシネ Bande Dessinee からは、『ゴッド・ディーバ　(2004) IMMORTEL AD VITAM 』もエンキ・ビラル Enki Bilal 原作の漫画を映画化したものである。
　『ブルーベリー』は主人公の苗字がブルーベリー Blueberry なので、そんなタイトルなのだろう。別題は『 The Adventures of Mike S. Blueberry （マイク・Ｓ・ブルーベリーの冒険）』という。西部劇だからポスターは『ワイルド・レンジ　最後の銃撃　(2003) OPEN RANGE 』と感じが似ているナ。

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■映画『ブルーベリー　BLUEBERRY 』の主なスタッフ

　映画『ブルーベリー』はハリウッド映画でないので、スタッフもあまり知らない人が多いが、

○『ブルーベリー』の脚本：ジェラール・ブラッシュ
『愛人／ラマン　(1992) L'AMANT / THE LOVER 』

○『ブルーベリー』の製作：トマ・ラングマン
『ミッション・クレオパトラ　(2002) ASTERIX & OBELIX: MISSION CLEOPATRE (原題) / ASTERIX & OBELIX: MISSION CLEOPATRA (米題) 』

○『ブルーベリー』の製作：アリエル・ゼトゥン
『ＹＡＭＡＫＡＳＩ　ヤマカシ　(2001) YAMAKASI 』

○『ブルーベリー』の製作総指揮：ジャン＝ミシェル・ラコール
『夜の女王　(1994) LA REINA DE LA NOCHE 』

○『ブルーベリー』の撮影：永田鉄男
『スティール　(2002) RIDERS / $TEAL / STEAL (別題) 』

○『ブルーベリー』の美術：ミシェル・バルテルミー
『ハリー、見知らぬ友人　(2000) WITH A FRIEND LIKE HARRY (米題) / HARRY IS HERE TO HELP (米題) / HARRY, UN AMI QUI VOUS VEUT DU BIEN (仏題) 』
『リトル・トム　(2001) LE PETIT POUCET (原題) / TOM THUMB (英題) 』

○『ブルーベリー』の視覚効果：ジャーチー・フー
『ナインスゲート　(1999) THE NINTH GATE 』
『ＴＡＸｉ２　(2000) TAXI 2 』
『ヴィドック　(2001) VIDOCQ 』
『ハリー・ポッターと秘密の部屋　(2002) HARRY POTTER AND THE CHAMBER OF SECRETS 』
『マインドハンター　(2004) MINDHUNTERS 』
『アイ，ロボット　(2004) I, ROBOT 』

○『ブルーベリー』の視覚効果：オリヴィエ・プジョー
『パリの確率　(1999) PEUT-ETRE 』
『メダリオン　(2003) THE MEDALLION 』

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■映画『ブルーベリー　BLUEBERRY 』の主なキャスト

『エリザベス　(1998) ELIZABETH 』
『ジャンヌ・ダルク　(1999) JOAN OF ARC / THE MESSENGER: THE STORY OF JOAN OF ARC 』
『クリムゾン・リバー　(2000) THE CRIMSON RIVERS / LES RIVIERES POURPRES 』
『ジェヴォーダンの獣　(2001) LE PACTE DES LOUPS (原題) / BROTHERHOOD OF THE WOLF (英題) 』
『シュレック　(2001) SHREK 』
『リード・マイ・リップス　(2001) SUR MES LEVRES (原題) / READ MY LIPS (英題) 』
『スパイ・バウンド　(2004) AGENTS SECRETS (原題) / SECRET AGENTS / SPY BOUND 』
『オーシャンズ１２　(2004) OCEAN'S TWELVE 』
のヴァンサン・カッセルが、流石フランス人俳優だからこのフレンチ・ウェスタン『ブルーベリー』の主人公ブルーベリーに扮して主役だ。
※ヴァンサン・カッセルについて詳しく・・・

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■映画『ブルーベリー　BLUEBERRY 』のあらすじ
※本作『ブルーベリー』のあらすじは、日本公開前に幸田幸が書いたものです。作成現時点で出来るだけ正確な情報を心掛けていますが、データや内容に誤りや適切でない表現があるかもしれません。どうか宜しくご了解いただきお読みくださいますようお願いいたします。本コンテンツの複写や転用等はお控えください。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。映画会社や配給会社や宣伝担当会社からの情報提供はこちらをお読みください。
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　映画『ブルーベリー』の舞台はアメリカ西部の小さな町パラミト Palomito 。名前からして恐らくメキシコ近くであろうか。ストーリーは、主人公ブルーベリーの青年時代から始まる。マイク・ブルーベリー（青年役／ヒュー・オコナー：
『ショコラ　(2000) CHOCOLAT 』）
は、親の言うことも聞かない乱暴者だったため、パラミトに住む叔父（チェッキー・カリョ：
『パトリオット　(2000) THE PATRIOT 』
『キス・オブ・ザ・ドラゴン　(2001) KISS OF THE DRAGON 』
『ギャンブル・プレイ　(2002) THE GOOD THIEF 』
『ザ・コア　(2003) THE CORE 』）
に預けられた。だが叔父も同様に手を焼いたらしいが。

　ブルーベリー青年が女性と初めて体験したのは売春宿だったが、うぶだったのでその女性にすぐに恋に落ちる。そこに別の客ウォレス・セバスチャン・ブロント（マイケル・マドセン：
『００７／ダイ・アナザー・デイ　(2002) DIE ANOTHER DAY 』
『キル・ビル　(2003) KILL BILL: VOLUME 1 』
『キル・ビル Vol.2　(2004) KILL BILL: VOL. 2 』）
が絡んで、喧嘩となる。ここで悲劇が起こるというから、その好きになった娼婦がブロントに殺されるのだろうか。怪我をしたブルーベリー青年は砂漠を馬で逃げている間に、負傷と疲労のために落馬してしまう。倒れているブルーベリー青年を救ってくれたのがインディアン達。

　インディアンに介抱されて回復したブルーベリー青年は、そのままインディアン達と共に生活を送る。彼はインディアン達と、魂と人生の深い意義を探し求める。この間に、インディアンのシャーマニズム（ shamanism 宗教の一形態。シャーマンが超自然的存在との直接的交流により、例えば卜占・予言・病気治療、現状の変更などを行う宗教現象。世界的に広く行われる。巫俗[ふぞく] 。巫術[ふじゅつ] <大辞林国語辞典より>）を身につけた。過去の亡霊を安らかにさせることが出来るようになるらしい。

　それから何年か後、ブルーベリー（成人役／ヴァンサン・カッセル）はパラミトの町に戻ってきた。そして保安官をして町の安泰を守っている。町で一番裕福な家の娘マリア（ジュリエット・ルイス：
『イナフ　(2002) ENOUGH 』
『アダルト♂スクール　(2003) OLD SCHOOL 』
『コールド・クリーク　過去を持つ家　(2003) COLD CREEK MANOR 』）
に好意を抱いている。そんなある日、酒場で喧嘩騒ぎがあり、プロジット（エディ・イザード）が現れる。アマデウス・フォン・ルックナー男爵とも言い、殺された有名な男の拳銃を所有していたことから殺人犯の容疑者になる。民衆がプロジットをリンチしたがるのをブルーベリー保安官はどうにか食い止めた。

　そこに二人の賞金稼ぎが到着してメキシコのデュランゴまでプロジットを連れ去ろうとする。プロジットはジミー・マクルーア（コルム・ミーニイ：
『フィオナが恋していた頃　(1998) THIS IS MY FATHER 』）
と逃亡し、その際に、金鉱の話をするらしい。プロジットはドイツ人の悪党で、 Superstition Montains （直訳して‘迷信山脈’）に埋められた金の壷を探すのに躍起になっているのだ。

　そんな時、ブルーベリーが若かったころ娼婦をめぐって争った悪夢の男ウォレス・セバスチャン・ブロントと再び顔を合わせることとなった。ウォレスは、インディアンの聖地である霧のかかった山脈に隠された金の在り処が載っている ‘エル・リオ El Rio’という写本を探している。そんな奴に、命の恩人であるインディアン達の神聖な場所を侵されるものか、とブルーベリーはウォレスを追う。金鉱は神秘的な亡霊によって守られているそうだ。二人は秘密の体験をする。ここでは視覚効果による映像がすごいそうだ。

　ちょっと雲をつかむようなプロットであるが、ブルーベリーの復讐にまつわって、裏切り、殺し屋賞金稼ぎ、敵対するインディアン、神秘的な精霊、など盛りだくさん。ジュリエット・ルイスは惜しげもなく裸体を見せるとか。ヴァンサン・カッセルは乗馬も訓練して上手に乗りこなし、英語の発音も流暢だとか。あっ、この作品はフランス映画なのだけど台詞は英語なのだそうで。

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■映画『ブルーベリー　BLUEBERRY 』の脇役

　他に出演しているのは、
『ピアノ・レッスン　(1993) THE PIANO 』のテムエラ・モリソン、
『愛しのローズマリー　(2001) SHALLOW HAL 』
『メイ　(2002) MAY 』
『オースティン・パワーズ　ゴールドメンバー　(2002) AUSTIN POWERS IN GOLDMEMBER 』
『恋愛適齢期　(2003) SOMETHING'S GOTTA GIVE 』のニコール・ヒルズ、
『グラディエーター　(2000) GLADIATOR 』
『サハラに舞う羽根　(2002) THE FOUR FEATHERS 』
『イン・アメリカ／三つの小さな願いごと　(2002) IN AMERICA 』
『トゥームレイダー２　(2003) LARA CROFT TOMB RAIDER: THE CRADLE OF LIFE 』
『コンスタンティン　(2004) CONSTANTINE 』
『アイランド　(2005) THE ISLAND 』のジャイモン・フンスー、
『アメリ　(2001) AMELIE POULAIN / LE FABULEUX DESTIN D'AMELIE POULAIN 』のドミニク・ベテンフェルド、
『アラモ　(2003) THE ALAMO 』のリチャード・ジョーンズ、
『光の旅人　Ｋ－ＰＡＸ　(2001) K-PAX 』のカテリ・ウォーカーらである。

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■映画『ブルーベリー　BLUEBERRY 』のトリビア

【ブルーベリーのトリビア　その１】　　まぁ、海外の気の早いメディアは『ブルーベリー』を、ラジー賞候補（ワースト作品賞・ワースト脚本賞・ワースト助演男優賞・ワースト助演女優賞）だと評して、おまけにラズベリー賞 Raspberry Award ならぬ‘ブルーベリー’賞 Blueberry Award だなんて茶化している不埒な連中もいる。でも、そういうのって案外理屈抜きで楽しめるのでは？それに、永田鉄男さんの撮影の美しさは絶賛されているし。

【ブルーベリーのトリビア　その２】　　『ブルーベリー』の舞台はアメリカ西部の小さな町パラミト Palomito ということになっているが、実際のロケは、スペインのアンダルシア地方のアルメリア Almeria, Andalucia, Spain 、メキシコのチワワとデュランゴ Chihuahua & Durango, Mexico である。メキシコの砂漠である筈なのにオリーブの木が見えたら、それはスペインで撮影されたシーンだということ。そりゃフランスのお隣だから近くて便利だもんネ。

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【『ブルーベリー』のスタッフとキャスト】

監督：ヤン・クーネン　Jan Kounen　(Directed by)
製作：トマ・ラングマン　Thomas Langmann　(producer)
　　　　アリエル・ゼトゥン　Ariel Zeitoun　(producer)
製作総指揮：ジャン＝ミシェル・ラコール　Jean-Michel Lacor　(executive producer)
原案：ジャン＝ミシェル・シャルリエ　Jean-Michel Charlier　(comic book)
　　　　ジャン・ジロー　Jean Giraud　(comic book)
脚本：マット・アレクサンダー　Matt Alexander　(Writing credits)
　　　　ジェラール・ブラッシュ　Gerard Brach　(Writing credits)
　　　　ヤン・クーネン　Jan Kounen　(Writing credits)
撮影：永田鉄男　Tetsuo Nagata　(Cinematography by)
美術：ミシェル・バルテルミー　Michel Barthelemy　(Production Design by)
視覚効果：ジャーチー・フー　Chia-Chi Hu　(Visual Effects by)
　　　　オリヴィエ・プジョー　Olivier Poujaud　(Visual Effects by)
音楽：ジャン＝ジャック・ハーツ　Jean-Jacques Hertz　(Original Music by)

出演：ヴァンサン・カッセル　Vincent Cassel as Mike S. Blueberry
　　　　マイケル・マドセン　Michael Madsen as Wallace Sebastian Blount
　　　　ジュリエット・ルイス　Juliette Lewis as Maria
　　　　テムエラ・モリソン　Temuera Morrison as Runi
　　　　ニコール・ヒルズ　Nichole Hiltz as Lola
　　　　コルム・ミーニイ　Colm Meaney as Jimmy McLure
　　　　エディ・イザード　Eddie Izzard as Baron Werner Amadeus von Luckner/Prosit
　　　　ジャイモン・フンスー　Djimon HounsouvWoodhead
　　　　チェッキー・カリョ　Tcheky Karyo as The Uncle
　　　　ドミニク・ベテンフェルド　Dominique Bettenfeld as Scarecrow
　　　　リチャード・ジョーンズ　Richard Jones as Escort
　　　　ヒュー・オコナー　Hugh O'Conor as Young Mike S. Blueberry
　　　　カテリ・ウォーカー　Kateri Walker as Clara Von Luckner

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＜もっと詳しく＞

ストーリー展開の前知識やネタバレがお好みでない方は、読まないで下さい。

　映画『ブルーベリー　(2004) BLUEBERRY 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。

参考資料：「映画の森てんこ森」映画タイトル集
　　　　　　　http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
　　　　　　IMDb
　　　　　　allcinema ONLINE
　　　　　　Nostalgia.com
　　　　　　CinemaClock.com
　　　　　　AlloCine : Cinema
　　　　　　公式サイト（仏語版）
　　　　　　　http://www.blueberry-lefilm.com/#

■映画『ブルーベリー』の更新記録
2004/02/29新規：ファイル作成
2004/07/09更新： ◆テキストとリンク一部およびファイル書式
2004/12/14更新： ◆一部テキスト追記と書式変更
2004/12/30更新： ◆テキストリンク追加
2005/03/29更新： ◆タイトル確定
2006/01/09更新： ◆データ追加

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幸田　幸
coda_sati@hotmail.com

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