キル・ビル Vol.2＠映画の森てんこ森

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キル・ビル Vol.2　(2004)

KILL BILL: VOL. 2

　映画『キル・ビル Vol.2　(2004) KILL BILL: VOL. 2 』を紹介します。映画『キル・ビル Vol.2　(2004) KILL BILL: VOL. 2 』は 2003/11/11 の時点では邦題は分からなかったので「キル・ビル Vol.2 」としておいたら確定した。

　映画『キル・ビル Vol.2　(2004) KILL BILL: VOL. 2 』を以下に目次的に紹介する。
■映画『キル・ビル Vol.2　(2004) KILL BILL: VOL. 2 』のポスター、予告編および映画データ
■映画『キル・ビル Vol.2　(2004) KILL BILL: VOL. 2 』の解説
　ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。
■映画『キル・ビル Vol.2　(2004) KILL BILL: VOL. 2 』のカンフー
■映画『キル・ビル Vol.2　(2004) KILL BILL: VOL. 2 』の主なキャスト
■映画『キル・ビル Vol.2　(2004) KILL BILL: VOL. 2 』のあらすじ
■映画『キル・ビル Vol.2　(2004) KILL BILL: VOL. 2 』のトリビア
■映画『キル・ビル Vol.2　(2004) KILL BILL: VOL. 2 』のスタッフとキャスト
■映画『キル・ビル Vol.2　(2004) KILL BILL: VOL. 2 』の＜もっと詳しく＞
　＜もっと詳しく＞は映画『キル・ビル Vol.2 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー（あらすじとネタバレ）です。※ご注意：映画『キル・ビル Vol.2　(2004) KILL BILL: VOL. 2 』の内容やネタバレがお好みでない方は読まないで下さい。
■映画『キル・ビル Vol.2　(2004) KILL BILL: VOL. 2 』の更新記録

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幸の観たい度：８つ星　

■映画『キル・ビル Vol.2　(2004) KILL BILL: VOL. 2 』のポスター、予告編および映画データ

キル・ビル Vol.2

Links:	Official Web Site
Trailers:

上映時間 Runtime：	1:34
製作国 Country：	アメリカ USA
製作会社 Production Company：	Miramax Films [us] A Band Apart [us] Super Cool ManChu [us]
全米配給会社 Distributer：	Miramax Films [us]
全米初公開 Release Date：	2004/02/20
日本初公開 R. D. in Japan：	2004/04/24
日本公開情報：	ギャガ＝ヒューマックス
ジャンル Genre：	アクション／コメディ／サスペンス／ドラマ／犯罪 Action / Comedy / Thriller / Drama / Crime
MPAA Rating 指定：	Rated R.
日本語公式サイト	調査中

●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com.
Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc.

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■映画『キル・ビル Vol.2　(2004) KILL BILL: VOL. 2 』の解説

　映画『キル・ビル Vol.2　(2004) KILL BILL: VOL. 2 』の前作『キル・ビル　(2003) KILL BILL: VOLUME 1 』の内容は詳しくレヴューを書いているのでご参照ください。
　映画『キル・ビル Vol.2　(2004) KILL BILL: VOL. 2 』の製作経緯（いきさつ）については、簡単に言ってしまえば、「キル・ビル」が、前編『キル・ビル　(2003) 』と後編『キル・ビル Vol.2 』に分れたわけだ。初め「キル・ビル」は一本の予定で撮影されていたが、優に三時間を超える長編になってしまった。タランティーノとしては、フィルムをカットして時間を短縮する案は到底飲めなかった。概して台本というのは 95 ～ 125 ページであるのに、「キル・ビル」の台本はタランティーノは 200 ページも書いたのだ。全身全霊を注いで書き下したものを省略したくない。それで、 Volume 1 と Volume 2 に分けて、後編を米国では４ヵ月後に封切りと言う珍しい事態に 2003 年 7 月の時点で決定したわけである。
　『キル・ビル　(2003) 』は米国での封切りの第一週で $22,700,000 （＄１＝￥ 120 換算で約 27 億円）の興行成績を上げているので、もし第２弾の『キル・ビル Vol.2　(2004) 』も同じだけ客が入れば、もともと一本の映画として $45,000,000 （約 54 億円）という多額をオープニング・ウィークで稼いだ事になるそうだ。日本での封切りは 2004 年の春とかゴールデンウィークとかの情報なので、やはり流行るだろう。

　※「キル・ビル」余談として、エッセイ「シャイな幸の独り言」の「キル・ビル」もご覧下さい。

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■映画『キル・ビル Vol.2　(2004) KILL BILL: VOL. 2 』のカンフー

○カンフー・コレオグラファー：ユエン・ウーピン袁和平
『マスター・オブ・リアル・カンフー／大地無限　(1993) 太極張三豊 (原題) / THE TAI-CHI MASTER (英題) 』
『マトリックス　(1999) THE MATRIX 』
『グリーン・デスティニー　(2000) 臥虎藏龍 (原題) / CROUCHING TIGER, HIDDEN DRAGON 』
『天上の剣　The Legend of ZU　(2001) 蜀山伝 / THE LEGEND OF ZU 』
『ブラックマスク２　(2001) BLACK MASK 2: CITY OF MASKS (英題) / 黒侠ＩＩ (原題) 』
『マトリックス　リローデッド　(2003) THE MATRIX RELOADED 』
『キル・ビル　(2003) KILL BILL: VOLUME 1 』
『マトリックス　レボリューションズ　(2003) THE MATRIX REVOLUTIONS 』
『カンフーハッスル　(2004) 功夫 (原題) / KUNG FU HUSTLE (英題) 』
『ダニー・ザ・ドッグ　(2005) UNLEASHED / DANNY THE DOG 』

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■映画『キル・ビル Vol.2　(2004) KILL BILL: VOL. 2 』の主なキャスト

●ユマ・サーマン as ブラック・マンバ／ザ・ブライド
『パルプ・フィクション　(1994) PULP FICTION 』
『ペイチェック　消された記憶　(2003) PAYCHECK 』

●デヴィッド・キャラダイン as ビル
『 Kung Fu (1972- ) 燃えよ！カンフー』で有名

●ダリル・ハンナ as カリフォルニア・マウンテン・スネーク／エル・ドライヴァー
『ウォーク・トゥ・リメンバー　(2002) A WALK TO REMEMBER 』
『ハードキャッシュ　(2002) HARD CASH / RUN FOR THE MONEY 』
『カーサ・エスペランサ　～赤ちゃんたちの家～　(2003) CASA DE LOS BABYS 』

●マイケル・マドセン as サイドワインダー／バド
『００７／ダイ・アナザー・デイ　(2002) DIE ANOTHER DAY 』

●サミュエル・Ｌ・ジャクソン as オルガン奏者
『交渉人　(1998) THE NEGOTIATOR 』
『アンブレイカブル　(2000) UNBREAKABLE 』
『ケミカル５１　(2002) THE 51st STATE (原題) / FORMULA 51 (米題) 』
『チェンジング・レーン　(2002) CHANGING LANES 』
『トリプルＸ　(2002) XXX 』
『閉ざされた森　(2003) BASIC 』
『Ｓ.Ｗ.Ａ.Ｔ. (2003) S.W.A.T. 』
『ツイステッド　(2004) TWISTED 』
『Ｍｒ．インクレディブル　(2004) THE INCREDIBLES 』

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■映画『キル・ビル Vol.2　(2004) KILL BILL: VOL. 2 』のあらすじ
※本作『キル・ビル Vol.2 』のあらすじは、日本公開前に幸田幸が書いたものです。作成現時点で出来るだけ正確な情報を心掛けていますが、データや内容に誤りや適切でない表現があるかもしれません。どうか宜しくご了解いただきお読みくださいますようお願いいたします。本コンテンツの複写や転用等はお控えください。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。映画会社や配給会社や宣伝担当会社からの情報提供はこちらをお読みください。
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　さて、映画『キル・ビル Vol.2 』のストーリー。
　前半の『キル・ビル　(2003) 』では、主人公「ブラック・マンバ Black Mamba （アフリカ産毒ヘビ）」ことザ・ブライド（ユマ・サーマン）は、復讐する五人の内、「コパーヘッド（北米産の毒ヘビ）」ことヴァニータ・グリーン（ヴィヴィカ・Ａ・フォックス：
『バナナ★トリップ　(2002) BOAT TRIP 』）と、「コットンマウス（毒ヘビの一種）」ことオーレン・イシイ（ルーシー・リュー：
『シャンハイ・ヌーン　(2000) SHANGHAI NOON 』
『チャーリーズ・エンジェル　(2000) CHARLIE'S ANGELS 』
『ＨＯＴＥＬ　(2001) HOTEL 』
『バリスティック　(2002) BALLISTIC: ECKS VS. SEVER 』
『シカゴ　(2002) CHICAGO 』
『チャーリーズ・エンジェル／フルスロットル　(2003) CHARLIE'S ANGELS: FULL THROTTLE 』等）の二人は抹殺を遂行した。

　後半のこの『キル・ビル Vol.2 』では、残りの三人へのリヴェンジのストーリー展開となる。残るのは、「カリフォルニア・マウンテン・スネーク（加州山蛇）」ことエル・ドライヴァー（ダリル・ハンナ）、ビルの弟で「サイドワインダー（ヨコバイガラガラヘビ）」ことバド（マイケル・マドセン）、そして本命のビル（デヴィッド・キャラダイン）の三人である。

　ビルは、ブライドの属していた国際的暗殺組織 DEADLY VIPER ASSASINATION SQUAD （毒ヘビ暗殺団）略して“DiVAS”のボスで恋人でもあった人物で、前作『キル・ビル　(2003) 』では殆んど顔を見せなかった。今回の『キル・ビル Vol.2 』では、ポスターにもピストルを構えるデヴィッド・キャラダインが登場している。彼のカンフーは米国人としてパイオニア的存在の本物の武術家であるので、きっと見応えのあるバトルとなるだろう。
『ダニー・ザ・ドッグ　(2005) UNLEASHED / DANNY THE DOG 』等のユエン・ウーピン袁和平がカンフーコレオグラファーとしてまた見せ場を作ってくれる筈だ。

　一番のハイライトは、1970 年代から 1980 年代にかけて香港 Hong Kong のショー・ブラザース Shaw Bros が手掛けたカンフー映画で登場した「ペイ・メイ」という仙人のような怪物の出演だろう。「白眉 White Eyebrows 」という意味の「ペイ・メイ」は、百歳を越えたカンフーマスターである。中国語で「白眉魔王」のことだろうか。演じるのは、
『少林寺２　(1983) 少林小子 / SHAOLIN TEMPLE 2 』や
『ラスト・ヒーロー・イン・チャイナ烈火風雲（ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ／天地雄覇）(1993) 黄飛鴻鐡雎門蜈蚣 (原題) / CRAWS OF STEEL / THE LAST HERO IN CHINA 』等のジェット・リー Jet Li の映画にも出ている本格的な武術派俳優ゴードン・リュウ。そして「ペイ・メイ」の声は、何と、監督・製作・脚本のクエンティン・タランティーノ自身であるから、タランティーノは四つの役を兼任している活躍ぶりだ。

　「ユキの復讐 Yuki's Revenge 」という章 Chapter は削られ、その代わり「二本松の虐殺 Massacre at Two Pines 」という新しい章でブライドへの攻撃が詳細に描かれる。「ペイ・メイ」の物語は、元々の台本の、魔教教主の寺への途上のジープで語られるのから、中国のどこか郊外で焚き火の前で語られるように変更されている。第八章の「ポーラ・シュルツの寂しい墓 The Lonely Grave of Paula Schultz 」では、1968 年のロマンチック・コメディ「彼女の不道徳な夢　(1968) THE WICKED DREAMS OF PAULA SCHULTZ 」という映画が出てきて、“ビル”役に
『ボブ・クレイン　快楽を知ったＴＶスター　(2002) AUTO FOCUS 』のボブ・クレイン Bob Crane とエルケ・ソマー Elke Sommer が出演している。

　あと、サミュエル・Ｌ・ジャクソンがオルガン奏者としてカメオ出演するのも変わった趣向だ。

　こうして見ていくと、前編『キル・ビル　(2003) 』が、ブライドが服部半蔵（千葉真一　Sonny Chiba ）に作ってもらった日本刀でチャンバラをするのが中心となったのに対し、後編『キル・ビル Vol.2 』は舞台も中国に移動して、中国のカンフーが大きな見せ場になると思われる。カンフー（功夫）大好きの幸には待ち遠しいものだ。

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■映画『キル・ビル Vol.2　(2004) KILL BILL: VOL. 2 』のトリビア

　アカデミー賞 Academy Awards をめぐって「キル・ビル」がオスカーを獲得するのではと色々噂されている。しかし、これは実現しないようだ。「キル・ビル」は二つの年にわたって二つの映画に分割されているので、アカデミー賞には、各エピソードが個々にノミネートされねばならないというの規則があるそうだから、今度の三月の受賞は無理と思われている。それに、内容も暴力が多くて、アカデミー関与者にはアピールしないだろうと、主演のユマ・サーマンは冷静に述べている。

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【『キル・ビル Vol.2 』のスタッフとキャスト】

監督：クエンティン・タランティーノ　Quentin Tarantino　(Directed by)
製作：ローレンス・ベンダー　Lawrence Bender　(producer)
　　　　クエンティン・タランティーノ　Quentin Tarantino　(producer)
脚本：クエンティン・タランティーノ　Quentin Tarantino　(Writing credits)
撮影：ロバート・リチャードソン　Robert Richardson　(director of photography)
編集：サリー・メンケ　Sally Menke　(Film Editing by)
音楽：Ｒｚａ　RZA / Ruler Zig-Zag-Zig Allah　(Original Music by)
　　　　ラーズ・ウルリッヒ　Lars Ulrich (co-composer)
功夫：ユエン・ウーピン袁和平　Yuen-Woo-ping　(fight choreographer: Kung Fu)
剣術：千葉真一　Sonny Chiba　(fight choreographer: Kenjutsu)

出演：ユマ・サーマン　Uma Thurman as ザ・ブライド The Bride (Black Mamba)
　　　　デヴィッド・キャラダイン　David Carradine as ビル Bill
　　　　ルーシー・リュー　Lucy Liu as オーレン・イシイ O-Ren Ishii/Cottonmouth
　　　　ダリル・ハンナ　Daryl Hannah as エル・ドライヴァー Elle Driver (California Mountain Snake)
　　　　ヴィヴィカ・Ａ・フォックス　Vivica A. Fox as ヴァニータ・グリーン Vernita Green (Copperhead)
　　　　マイケル・マドセン　Michael Madsen as バド Budd/Sidewinder
　　　　ゴードン・リュウ　Gordon Liu as ペイ・メイ Pei Mei
　　　　クエンティン・タランティーノ　Quentin Tarantino as ペイ・メイの声 Pei Mei (voice)
　　　　サミュエル・Ｌ・ジャクソン　Samuel L. Jackson as オルガン奏者 The Organ Player
　　　　ボー・スヴェンソン　Bo Svenson as 説教者 The Preacher
　　　　栗山千明　Chiaki Kuriyama as ＧＯＧＯ夕張 Go Go Yubari
　　　　ヴェネッシア・ヴァレンティノ　Venessia Valentino as 一年生の教師 First Grade Teacher
　　　　マイケル・ジェイ・ホワイト　Michael Jai White as ダ・モエ Da Moe
　　　　ケイトリン・キーツ　Caitlin Keats as ジャニーン Janeen
　　　　マイケル・パークス　Michael Parks

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＜もっと詳しく＞

ストーリー展開の前知識やネタバレがお好みでない方は、読まないで下さい。

　映画『キル・ビル Vol.2　(2004) KILL BILL: VOL. 2 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。

参考資料：「映画の森てんこ森」映画タイトル集
　　　　　　　http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
　　　　　　IMDb
　　　　　　allcinema ONLINE
　　　　　　Nostalgia.com
　　　　　　CinemaClock.com

■映画『キル・ビル Vol.2 』の更新記録
2003/11/11新規：ファイル作成
2004/02/22更新： ◆タイトル確定
2004/12/19更新： ◆一部テキスト追記と書式変更
2005/03/31更新： ◆データ追加

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幸田　幸
coda_sati@hotmail.com

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