シルヴィア | |
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シルヴィア@映画の森てんこ森(シャイな幸の独り言) | |
「シルヴィア」を数回観て | |
2004年10月24日日曜日 | |
先日、エレファント・ピクチャー配給の『
シルヴィア (2003) SYLVIA 』を観た。 映画『 シルヴィア (2003) SYLVIA 』は今年の7月末に解説を書いた。「観たいな、オスカー女優グウィネス・パルトロウの演じる『 シルヴィア 』はどんなだろう?」と公開前是非観たいと思っていたところにエレファント・ピクチャーさんが、先日観せてくれた。ラッキー。そしてサンキューです。/(^-^)_。 映画『 シルヴィア 』主演の好きな女優の一人、グウィネス・パルトロウの美貌でなければこのようなシルヴィア・プラスの自伝的ストーリーは持たないって思って観たけど、中々良い、真剣に観てしまった。伝説の女流詩人シルヴィア・プラスを体当たりで演じた作品と言われるだけあって、ワクワクして観た。相手役の桂冠詩人テッド・ヒューズは、英国人俳優のダニエル・クレイグが演じている。私は、女優はアメリカ人、男優はイギリス人だよ!と勝手に思っているが、このダニエル・クレイグはチョッとわたし的にイケテナイ(ダニエル・クレイグのファンの方、ゴメンナサイ)。 ※シルヴィア・プラスについてもっと詳しく(幸の調査による) ※テッド・ヒューズについてもっと詳しく(幸の調査による) 因みに、グウィネス・パルトロウの出演した映画で幸が解説またはレヴューしているタイトルは以下である。 『 恋におちたシェイクスピア (1998) SHAKESPEARE IN LOVE 』< 1999 年アカデミー主演女優賞受賞> 『 リプリー (1999) THE TALENTED MR. RIPLEY 』 『 デュエット (2000) DUETS 』 『 ザ・ロイヤル・テネンバウムズ (2001) THE ROYAL TENENBAUMS 』 『 愛しのローズマリー (2001) SHALLOW HAL 』 『 デブラ・ウィンガーを探して (2002) SEARCHING FOR DEBRA WINGER 』 『 抱擁 (2002) POSSESSION 』 『 オースティン・パワーズ ゴールドメンバー (2002) AUSTIN POWERS IN GOLDMEMBER 』 『 ハッピー・フライト (2003) VIEW FROM THE TOP 』 『 スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー (2004) SKY CAPTAIN AND THE WORLD OF TOMORROW 』等 残念ながらアメリカでの映画『 シルヴィア 』の評判はイマひとつだったみたいだが、グウィネス・パルトロウは、このシルヴィア・プラスの役に 4 年以上もの間愛着を持っていたらしく、演技もよくできている。映画『 シルヴィア 』では美しいグウィネス・パルトロウを堪能できることは間違いない。私はファンとして自信をもって言える。 映画『 シルヴィア 』を観て思ったのだが、シルヴィア・プラスにしても、テッド・ヒューズにしても、あのイギリスの暗い空、寒い気候、不味い食べ物がなければ、いい詩はかけないのではないかな?と思ってしまった。読者の方、誤解のないようにお願いします...私はイギリスは大好きですよ。今年のお正月休みに、御上りさんのようにイギリスのほんの一部(ロンドン・バース・グリニッジ・ストーンヘンジ)を駆け足で旅行したときは、本当イギリスっていいなあって、感動して帰ってきましたから。 映画『 シルヴィア 』では、登場するシルヴィア、グウィネス・パルトロウのファッションはお洒落だ。真紅やピンクのドレスやチェックのツイードのスーツもいいが、イギリスの田舎で過ごす何気ないカジュアルなファッションも、流石G・パルトロウって感じ。美人で背も高いから、何を着ても素敵だ。 それにしてもシルヴィア・プラスはとっても可哀想。映画『 シルヴィア 』は、遺族は映画化に反対したのだそうだけど、この映画『 シルヴィア 』を観ると遺族(娘)の気持ちはよく分かる...。誰も自分の母親の悲しいところを公に晒したくない。映画『 シルヴィア 』内で時折描写しているプライドの高いシルヴィアを侮辱するようなテッド・ヒューズとマスコミ連中は観ていて何だか悔しい。 そして、グウィネス・パルトロウの濃厚なラブシーンにはチョッと驚いた。大女優を目指して頑張っている!ってところかな。また、女優さんってすごいなーッ、俳優というお仕事だから仕方ないだろうけど、イケテナイ男優との絡みは嫌じゃないのかしら? しかし、映画『 シルヴィア 』から感じたことだけで実際はどうなのか知らないけど、詩人テッド・ヒューズの女癖には参ったよ。すごい詩人だろうけど、女性を食って生きているような人のように思ってしまう。下積みの男に尽くす女は、男が一人前になった途端捨てられ、思い余って男の妻や愛人を殺害してしまう。その動機は女のプライドだったというサスペンス劇場ではないけれども、実際映画『 シルヴィア 』でも結婚当初の頃は共稼ぎなのに、大学で教職に就いているシルヴィアに家事をまかせっきりで、子供が出来てからも子育てや家事はすべてシルヴィア任せ。ピュリッツァー賞受賞まで貰って後世にまで残るような才能あるシルヴィアを、まるで数ある女性の一人として扱うテッド・ヒューズ。イギリスの女性も当時は家政婦さんのような位置付けだったのかしら?なんて思ってしまう。 シルヴィアは孤独に耐えかねて誇りを捨ててテッド・ヒューズと縁(よ)りを戻そうとする。愛し合う二人。身体を合わせながら別れてほしいと迫るシルヴィアに、「出来ない...」アッシアが妊娠していると弁解する詩人。それ!おかしい!シルヴィアには二人も子供を生ませておいて!なにそれッ!(`∇´) シルヴィアの自殺は謎だけど、少なくともシルヴィアの自殺の誘因になっているテッド・ヒューズの浮気(本気?)の相手である人妻アッシアも壮絶な死に方をしている。アッシアも、シルヴィアの死後、自分の子供を殺して自殺したそうだ。これも凄い!映画『 シルヴィア 』には描かれていないが、この事件は映画以上の修羅場だったのかも知れない。詩を愛する彼らには、「詩」は「死」につながるのかしら?ナンチャって、スミマセン、ブラックな駄洒落を言ってしまいました。ψ(^_^;)> あっ、『 シルヴィア (2003) SYLVIA 』のあらすじは、私のファイル『 シルヴィア (2003) SYLVIA 』を参考していただくとして、以下に頂いた配給会社のプレス用映画情報を紹介します。 ■頂いたプレス用『 シルヴィア (2003) SYLVIA 』の<ストーリー> 死後、ピュリッツァー賞を受賞したシルヴィア・プラスの真実の物語。物語は、シルヴィアの留学先ケンブリッジ大学での詩人テッド・ヒューズとの運命の恋に始まり、ボストンでの希望に満ちた新婚生活、デヴォンでの2児の子育て・・・。そして1963年2月11日、予期せぬ事件が起こり幸せが終わりを告げた。少女のように、人一倍繊細で純粋だった。優しさや希望を信じ、現実に裏切られるたびにバランスを失っていった。だからこそ、いつの時代も傷つきやすい女性たちの心を優しく包み込んだ。女として、妻として、母として、そして作家として、30歳の若さで自ら生涯を閉じるまで、ひたむきに生きた彼女はその果てに何を見たのか。 ■頂いたプレス用『 シルヴィア (2003) SYLVIA 』データ |
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Photo by David Appleby (c)2003 Focus Features シルヴィア (2003) SYLVIA |
監督:クリスティン・ジェフズ 出演 グウィネス・パルトロウ ダニエル・クレイグ 衣装デザイン サンディ・パウエル『恋におちたシェイクスピア』『ベルベット・ゴールドマイン』 2003/イギリス/110分/シネマスコープ/ドルビーSRD/ 後援:ブリティッシュ・カウンシル サントラ:ジェネオン エンタテインメント/ランプリング・レコーズ 配給:ザナドゥー、エレファント・ピクチャー 関連書籍:シルヴィア・プラス著「ベル・ジャー」青柳祐美子訳(河出書房新社刊)、ケイト・モーゼス著「シルヴィア」北代美代子訳(ランダムハウス講談社刊) |
■頂いたプレス用『 シルヴィア (2003) SYLVIA
』の<解説> シルヴィア・プラス。アメリカでその名を知らない人はいない。その作品は年とともに愛読者を増やし、栄誉あるピュリッツァー賞を受賞。ソフィア・コッポラを始め多くのアーティストに影響を与えた。そして、彼女を演じるのは『恋におちたシェイクスピア』でアカデミー賞主演女優賞を26歳の若さで獲得し、着々と実力派女優としてキャリアアップするグウィネス・パルトロウ。“お嬢様女優”“ファッションセレブ”の声を吹き飛ばし、大熱演! グウィネスのライフスタイルは常に最新のトレンドとしてすべての女性たちのお手本になっていて、そんな彼女だからこそ演じられた“シルヴィア・プラス”の真実がここにある。 ■頂いたプレス用『 シルヴィア (2003) SYLVIA 』の<タイアップ> 「バーニーズニューヨーク銀座店」にて、G・パルトロウが実際に映画で使っていた衣装の展示展が決まりました! 「僕は君を愛せていただろうか」 http://www.sylvia-movie.com 12月、シネスイッチ銀座、Bunkamuraル・シネマにて感動のお正月ロードショー 以上が頂いた『 シルヴィア (2003) SYLVIA 』のプレスデータですが、関西の映画館での公開情報は私の手元にはありません。 映画『 シルヴィア (2003) SYLVIA 』は、エレファント・ピクチャーさんの映画だなあって気がして、観てよかったと言える。 次の配給作『 ヤング・アダム (原題) (2003) YOUNG ADAM 』も期待してま〜す。 |
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参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集 http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm 「シルヴィア」オフィシャルサイト http://www.sylvia-movie.com IMDb allcinema ONLINE Nostalgia.com CinemaClock.com |
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Text by Sati |
coda21「映画の森てんこ森」幸田幸。 coda_sati@hotmail.com |
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