真夏の夜の夢＠映画の森てんこ森

真夏の夜の夢
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真夏の夜の夢　(1999)
WILLIAM SHAKESPEARE'S A MIDSUMMER NIGHT'S DREAM
真夏の夜の夢	【解説】　映画『真夏の夜の夢　(1999) WILLIAM SHAKESPEARE'S A MIDSUMMER NIGHT'S DREAM 』を紹介します。映画『真夏の夜の夢　(1999) WILLIAM SHAKESPEARE'S A MIDSUMMER NIGHT'S DREAM 』は、ウィリアム・シェイクスピアの戯曲を 19 世紀のイタリア、トスカーナ地方に移して、映画化したファンタスティック・コメディ。　『真夏の夜の夢』のキャストも豪華な顔ぶれだ。妖精の王オベロンにルパート・エベレット（『シュレック２　(2004) SHREK 2 』等）、女王タイタニアにミシェル・ファイファー（『ホワット・ライズ・ビニース　(2000) WHAT LIES BENEATH 』等）、ボトムにケビン・クライン（『卒業の朝　(2002) THE EMPEROR'S CLUB 』等）、公爵の花嫁ヒポリタにソフィー・マルソー（『００７／ワールド・イズ・ノット・イナフ　(1999) THE WORLD IS NOT ENOUGH 』等）、ディミトリアスにクリスチャン・ベール（『サラマンダー　(2002) REIGN OF FIRE 』等）、妖精パックにスタンリー・トゥッチ（『ターミナル　(2004) THE TERMINAL 』等）、ヘレナにキャリスタ・フロックハート等々。　『真夏の夜の夢』では、妖精パックの間違いやいたずらで、恋に悩む人間たちから妖精の女王までをも巻き込んだドタバタ喜劇が真夏の一夜に展開される。　『真夏の夜の夢』は、イタリアの町や田園風景が美しく描かれており、時代を 19 世紀としていても、ルネサンスの開放的な雰囲気が感じられる作品だ。
■映画『真夏の夜の夢　(1999) WILLIAM SHAKESPEARE'S A MIDSUMMER NIGHT'S DREAM 』の「テキストによる映画の再現」（あらすじとネタばれ）※ご注意：『真夏の夜の夢　(1999) WILLIAM SHAKESPEARE'S A MIDSUMMER NIGHT'S DREAM 』の内容やネタばれがお好みでない方は読まないで下さい。 ■『真夏の夜の夢』の感想（ネタばれご注意） >>「映画解説・レヴュータイトル一覧表」へ（画面の切り替え）
●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
■映画『真夏の夜の夢』のデータ　上映時間 121分　製作国アメリカ　公開情報ＦＯＸ　初公開年月 2000/03/ 　ジャンルドラマ／コメディ／ファンタジー　《米国コピーTagline》Love makes fools of us all.
【『真夏の夜の夢』のスタッフとキャスト】
監督：マイケル・ホフマン　Michael Hoffman 製作：レスリー・アーダン Leslie Urdang 　　　　マイケル・ホフマン　Michael Hoffman 原作：ウィリアム・シェークスピア　William Shakespear 脚本：マイケル・ホフマン　Michael Hoffman 撮影：オリヴァー・ステイプルトン　Oliver Stapleton 音楽：サイモン・ボスウェル　Simon Boswell 　出演：ケヴィン・クライン　Kevin Kline　ニック・ボトム　　　　ミシェル・ファイファー　Michelle Pfeiffer　タイタニア　　　　ルパート・エヴェレット　Rupert Everett　オベロン　　　　カリスタ・フロックハート　Calista Flockhart　ヘレナ　　　　スタンリー・トゥッチ　Stanley Tucci　パック　　　　アンナ・フリエル　Anna Friel　ハーミア　　　　クリスチャン・ベイル　Christian Bale　ディミトリアス　　　　ソフィー・マルソー　Sophie Marceau ヒポリタ　　　　ドミニク・ウェスト　Dominic West ライサンダー　　　　デヴィッド・ストラザーン　David Strathairn シーシアス公爵　　　　サム・ロックウェル　Sam Rockwell フランシス　　　　ビル・アーウィン　Bill Erwin トム　　　　ロジャー・リース　Roger Rees　ピーター　　　　バーナード・ヒル　Bernard Hill　イジアス
◆俳優について　女王タイタニアを演じるミシェル・ファイファー Michelle Pfeiffer は、非常に存在感のある女優だ。最近ではアニメ映画『シンドバッド　７つの海の伝説　(2003) SINBAD: LEGEND OF THE SEVEN SEAS 』で、魔法の書を狙う海の女神エリスの声を演じている。1958/04/29生まれのミシェル・ファイファーは、今年で 45 歳。益々キャリアが活きる。『ホワイト・オランダー　(2002) WHITE OLEANDER 』『 I am Sam　アイ・アム・サム　(2001) I AM SAM 』『ホワット・ライズ・ビニース (2000) WHAT LIES BENEATH 』『真夏の夜の夢 (1999) WILLIAM SHAKESPEARE'S A MIDSUMMER NIGHT'S DREAM 』『逢いたくて<未>　(1996) TO GILLIAN ON HER 37TH BIRTHDAY 』『バットマンリターンズ　(1992) BATMAN RETURNS 』『恋のゆくえ／ファビュラス・ベイカー・ボーイズ　(1989) THE FABULOUS BAKER BOYS 』等、今までに多くの作品に出演している。　又、サム・ロックウェル Sam Rockwell は、初期はインディペンデント系の映画出演が中心だったが、『キャメロット・ガーデンの少女 (1997) LAWN DOGS 』『真夏の夜の夢 (1999) WILLIAM SHAKESPEARE'S A MIDSUMMER NIGHT'S DREAM 』『グリーンマイル (1999) THE GREEN MILE 』『ギャラクシー・クエスト (1999) GALAXY QUEST 』『チャーリーズ・エンジェル (2000) CHARLIE'S ANGELS 』『ザ・プロフェッショナル　(2001) HEIST 』『ウェルカムトゥコリンウッド　(2002) WELCOME TO COLLINWOOD 』『コンフェッション (2002) CONFESSIONS OF A DANGEROUS MIND 』、そしてハリウッド映画界のサラブレッド・ニコラス・ケイジ Nicolas Cage との共演映画『マッチスティック・メン　(2003) MATCHSTICK MEN 』と、メジャー作品に恵まれ、着実に大物になるべくキャリアを重ねてきている。
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ネタばれ御注意！　このレヴューは「テキストによる映画の再現」を目指して作文しています。よって、ストーリー展開の前知識やネタばれがお好みでない方は、読まないで下さい。
■映画『真夏の夜の夢』の「テキストによる映画の再現」レヴュー【真夏の夜の夢　第01段落】　　トスカーナの田園地方にあるルネサンス建築様式の大邸宅前にある広場では、シーシアス公爵（デビット・ストラザーン）の結婚式の準備が行われている。気付かれてはいないが、町の人々の中に二つの小さな姿が混じっていて、何故だか分からないが変わった宝物を集めて荷車に載せて運んでいる。公爵の花嫁となるヒポリタ（ソフィー・マルソー）は結婚式が近づいているというのに、不機嫌だ。というのも、公爵が政略結婚についての訴えで、ヒポリタと反対の意見を聞かざるを得なかったからだ。【真夏の夜の夢　第02段落】　　気難しい老人のイジアスが娘のハーミア（アンナ・フレイル）をディミトリアス（クリスチャン・ベール）にと結婚の約束をしたのだが、ハーミアはライサンダー（ドミニク・ウェスト）を愛していてライサンダーとの結婚を望んでいるのだ。公爵に父親に従うように命令されたハーミアは、この時代の新しい発明品である自転車に乗って、真実の恋人ライサンダーと駆け落ちすることを計画する。しかし、ディミトリアスを愛しているハーミアの親友へレナ（キャリスタ・フロックハート）が、ハーミアとライサンダーの計画を知らせる。その夜、恋人たちは森の中へと入る。ディミトリアスは自転車でハーミアとライサンダーを追う。そして、ヘレナは断固としてしつこくディミトリアスを自転車で追いまわす。【真夏の夜の夢　第03段落】　　素人俳優の一団が同じ森に向かっていた。その五人の職人たちは「最も悲しい喜劇、ピラマスとシスビー悲惨な死」のリハーサルを行う静かな場所を探して村からやってきたのだ。素人俳優達のスター、織物職人ボトム（ケヴィン・クライン）は、大根役者中の大根役者で村の可笑しな奴だ。素人俳優達は公爵の結婚式前に行われる劇を演じることができて、公爵が気前よく報奨金をくれることを願っている。【真夏の夜の夢　第04段落】　　暗い森の中に進むにつれて、恋人たちも俳優たちも知らない内に、妖精たちの秘密の住家に近づいている。職人たちはどうかといえば、ボトムがパック（スタンリー・トゥッチ）の呪文にかかってしまい、リハーサルは中断される。ボトムはパックにまじないをかけられ、ロバ男になってしまう。【真夏の夜の夢　第05段落】　　妖精の王オベロン（ルパート・エベレット）と女王タイタニア（ミシェル・ファイファー）は、仲が悪い。今日もインドから連れてきた少年を巡って喧嘩をしている。オベロンは少年を手に入れるため、いたずら妖精パックを呼びつけ、魔法の赤い花をとってくるように命じる。赤い花のもつ魔法とは、その花の汁を目に垂らして目覚めると、初めて見たものを愛するようになるというものだ。それをタイタニアの目に垂らし、彼女が魔法にかかって恋に夢中になっている間に少年を奪ってしまおうとオベロンは考えたのだ。【真夏の夜の夢　第06段落】　　しかし、そこへディミトリアスとヘレナが現れる。必死で愛を打ち明けるヘレナに信じられないくらいに冷たいディミトリアスを見たオベロンは、まずこの二人に魔法の赤い花を使ってみることにする。花を持って戻って来たパックに、ディミトリアスの目に魔法の花の汁を垂らすように命じる。しかし、オッチョコチョイのパックは間違ってライサンダーの目に花の汁を垂らしてしまい、なんとライサンダーが目覚めた時、最初に彼の視界に入ったのはヘレナ！ライサンダーはすぐにハーミアに見向きもしなくなり、ヘレナに夢中になってしまう。【真夏の夜の夢　第07段落】　　オベロンは眠っているタイタニアの目に、魔法の花の汁を垂らす。そして彼女が目覚めると、パックのいたずらでロバ男に変身したボトムがいる。たちまちタイタニアはロバ男ボトムに恋をする。ボトムは訳も分からず、美しいタイタニアに魅せられて、妖精の女王の恋人を満喫する。【真夏の夜の夢　第08段落】　　オベロンとパックは魔法の花の汁を目に垂らした男を間違えたことに気付き、慌ててディミトリアスの目に垂らす。もちろんディミトリアスもヘレナの虜。ライサンダーとディミトリアスは競ってヘレナを追いかける。いつも追ってばかりいたヘレナは、立場が逆転し、二人にからかわれていると思って激怒。反対にハーミアは、男たちの急な心変わりを嘆き、怒りの矛先をヘレナに向ける。ヘレナとハーミアはどろどろになりながらとっくみあいの喧嘩をする。また、男たちはヘレナをかけて決闘することになる。・・・ ◆ここからは、結末まで書いていますので、ストーリー全体が分ります。御注意下さい。　ATTN: This review reveals the movie content. Please don't say that I didn't say ! 【真夏の夜の夢　第09段落】　　男たちの決闘を阻止するために、パックの魔法で森は深い霧で包まれ、ライサンダーもディミトリアスもお互いを見つけることが出来ない。そして自分の決闘相手を探して森をさまよっているうちに、疲れ果てて眠ってしまう。魔法の薬を使って、パックは正しい相手同士が愛し合えるようにする。【真夏の夜の夢　第10段落】　　朝、妖精の魔法で誕生したカップルたちは、公爵たちに森のはずれで眠っているところを見つけられる。そして、公爵は以前とは違う若い恋人たちの関係を認める。政略結婚に反対していたヒポリタも喜ぶ。【真夏の夜の夢　第11段落】　　妖精のカップルはというと、オベロンもタイタニアにかかっている魔法を解き、二人はまた仲睦まじくなる。ボトムも魔法を解かれ、森の外にほっぽり出される。目覚めたボトムは何だか変な感じ。あの幸せな出来事は夢だったのか。しかし、夢の中ではめられた指輪がまだ指にはまっているのを見て、今までのことが夢ではなかったと心弾ませる。劇のために急いで町に戻る。【真夏の夜の夢　第12段落】　　結婚式を控えた幸せな３つのカップルたちの前で、劇を披露する権利を見事得たボトムたちは、大喜び。観客もド素人の悲劇なのだが愉快な劇にご満悦だ。みーんなハッピー・エンド。めでたし、めでたし。 ■映画『真夏の夜の夢』の感想　アリーでお馴染みのキャリスタ・フロックハートが、別人を演じていたのが新鮮だった。でもアリーもヘレナもシツコイところは同じキャラかも。ＮＨＫ海外ドラマ「アリー・ my ・ラブ」は大好きだったけど、ロバート・ダウニー・ Jr. が出るようになった辺り、つまりビリー（ギル・ベロウズ）が死んでからつまらなくなったので、見なくなった。　「アリー my ラブ」の元弁護士敏腕プロデューサー、デビッド・Ｅ・ケリー（製作した全番組がエミー賞を受賞しているなんてスゴイ！）の奥さんであるミシェル・ファイファーは、今はお気に入りの女優さん。なぜならこれもＮＨＫなのだが、「マペット放送局」という番組で、ミス・ピギー（かわいいブタの女の子）とサウンド・オブ・ミュージックを歌っているのを見たから。この番組は本当に最高に面白かった。おっと、「真夏の夜の夢」から話がそれてしまった。へへ。以上。＜もっと詳しく＞からスペースを含まず２８８４文字／文責：幸田幸参考資料：「真夏の夜の夢」日本語版および英語版オフィシャルサイト　　　　　　IMDb 　　　　　　allcinema ONLINE 　　　　　　Nostalgia.com 　　　　　　CinemaClock.com 　　　　　　Los Angeles Times
（■解説とネタばれ：2002/06/16アップ ◆俳優についてリンク更新：2003/08/30） ■テキストとリンク一部およびファイル書式更新：2004/07/08

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